今日は朝からそわそわ、ワクワクしていましたが先ほどお知らせを頂いてとっても嬉しいので皆さんに春のおすそ分け!
二歳からずっと教室に来てくれていた生徒さんが大阪大学の外国語学部に合格しました!
三歳の時のハロウィン発表会で、What’s your name?の問に、日本語で大きな声でフルネームを答えてくれて、その姿が本当に愛らしく、目をくりくりさせて可愛くて、緊張していた他の生徒さんや会場の皆さんを笑顔に変えてくれたのが印象に残っている超自然体の可愛い生徒さん。
小学生の間もこつこつ、毎回ノートに練習してシールを集めたり、クラスの友達に教えてあげたりして本当に優しくそして頼りになるお子様さんでした。
中学生の間は私が中国に行ったり教室の運営形態が変わったりでブランクがあり、また生徒さんが来てくれるのかどうか不安な時期に、「待ってました」と迷う事なく高校クラスも続けると言ってくれました。「先生、ひとつの事を続けることは大事ですよね。」と私に言ってくれて涙が出るほど嬉しかった。私自身もこの仕事を再開する事が良いのかどうか、自問自答していましたが彼女に勇気をもらいました。
高校では入学後初めての英語テストで学年一位。それに甘んじる事なく、いつも、もくもくと単語を覚えたりセンター形式の問題を解いては復習したりしていた姿を思い出します。
陸上部で高3の夏の沖縄の大会まで行って真っ黒に日焼けして帰ってきて、そこからやっと受験勉強が始まり、長文が苦手、模試で点がとれないといろんな悩みを一緒にどうしていくか考えてきました。
毎日お風呂でリスニング、そして長文和訳を毎日LINEで送る、など提案したら、見事にその通りに実行してくれて、阪大受験の前日までそれを毎日続けてくれていました。
どうやったらこんな子に育てられるのかお母さまに教えて頂きたいと、他の生徒さんの保護者の方から言われた事があります。
お母さまに出会ったのは下のお子様を妊娠中で、二歳の我が子を無料体験に連れて来られて説明を聞かれた後、窓の外をじっと見て静かに少しの間考えられて、入学をお願いします、と言われたのを覚えています。教室の行事にもほとんど参加して下さっていました。教室からのお知らせもしっかり読んでくださり、ルールに従ってきちんと子供さんのために対応してくださいました。必要な事を必要な時にお話ししたり、聞いたりしてくださいました。
私は何がこの生徒さんをこの成功に導いたのか考えています。これまで合格を勝ち取った生徒さんも思い出していますが、やはり「最後まで自分を信じて頑張る」生徒さんが合格を勝ち取る、月並みですがそれに尽きると思います。
彼女が秋から少し遅いダッシュで始めた受験勉強も、最後の最後まで、受験の前日まで、いつもやっている事をひたすら続けて当日に臨みました。今まで自分がやってきた紛れもない実績こそが、自分自身を奮い立たせる自信になっていたのだろうと思います。本人は「ただ、後でやっておけばよかったと後悔したくなかった」と言われていました。
あっという間に秋がすぎ、冬が来て伸び悩んでくじけそうな時は、「現役生はこれから」と何度も励ましました。「模試の判定は信じなくて良い」と洗脳(笑)しました。それが彼女に少しの勇気を与えていたかどうかはわかりませんが、高3の3月、嬉しいご報告を頂いた事を心から嬉しく思っています。